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二つの映画に見た奇跡

 世の中の早い動きを追うだけで、精一杯な日々、天から降ってきたように、2つの映画を観る時間ができました。
とても印象的な作品だったので、ここで紹介させて下さいまし。

ひとつは、「あたらしい野生の地〜リワイルディング」。
 干拓事業の失敗で、45年間放置されていたオランダの大都市アムステルダム近郊の地に、いつの間にか生まれていた野生の地。
その一年を、美しい映像で追ったドキュメンタリーです。
http://rewilding.mejirofilms.com

圧倒的な映像美で描かれる生き物達の姿に、言葉も無く見入っていました。
新しい命が生まれ、育ち、戦い、そして死んでゆく。様々な生き物が、いつしか自分のように感じられ、喜びや悲しみの感情を越え、死さえも静かに受け入れられるような気持ちになっていました。
野生馬の、栄養満点の馬糞の上で、楽しそうに相手を選び、卵を産むハエ達の美しいことよ!
ウンコを、これほど神聖に描いた映画はない、と断言しよう。

兄弟のように思い入れて見ていた子馬が、栄養失調で死んでしまう。
けれども、彼が土に帰る前に、多くの生き物達を助け、育て、輝かせる。
見終わる頃には、心の深いところで、そうだ、そうだった、と、天に抱かれるような気持ちになっていたのでした。

人間達が、余計な手を入れない世界で、自然は、これほど美しく、たくましく完成されている。
311を思うまでもなく、私達は、本気で、自然に許しを請わねばならないと思ったのでした。


もうひとつは、ユーリ・ノルシュテイン監督による6本のアニメーション。
http://www.imagica-bs.com/norshteyn/

こちらも、言葉を寄せ付けない、心を震わせる作品集でした。
どのシーンも、とても切なく愛おしいのに、その理由が分からない。まるで夢で会った作品のようです。
主人公の、大きな丸い目から、ポロンと落ちる涙を見ると、たまらず走ってそばに行きたくなります。

と、ここで監督ご自身の言葉を聞くと、
「理解できないというのは、その人の脳や感覚が商業主義に陥っているから」
「作品を理解するために、自分を見つめ、自分と向き合うというのは、楽なことではありませんが、必要なことです。」

監督は、さらに、私達がこの大自然の一部であるという感覚が失われているとも言う。
それゆえか、監督はCGを拒み、ひたすら苦労の多い手仕事で作品を生み出す道を選ぶ。
ああ、私の中の、わずかに残った幼心が、この作品に拍手する。

この作品を観た人それぞれに、心に残るシーンは異なるとしても、気付くと皆、世界の高みを見つめている、そんな気持ちになる作品集でした。

いずれも、ハリウッドには無縁の、多くの人々の努力で上映に乗った、奇跡のような作品かもしれません。
機会があれば、どうかご覧になって下さいね!

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2017.03.30 14:59 | まのじレポート | トラックバック(0) | コメント(0) |

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